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家政・家庭科教材研究所
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Tel / Fax : 043-239-6450
所長よりご挨拶
Message From The Director Of Our Institute
佐藤 文子 Fumiko Sato,Ph.D.

「今日はこうやってみよう」、こう思って1日をスタートできる人は、社会や状況がどのように変化しても力強く生き延びることができる人だと思います。家庭科教育で目指している人間像は、自分たちの生活を少しでも価値あるものにするために、生活の様々な事象をよりよくしようと考え実践できる人だと考えています。
それでは具体的にどのような家庭科の授業をしたら、家庭科がめざしている子供たちに育ってくれるでしょうか。毎日悩みますよね。子供たちだけでなく私たち指導者もまた、よりよいものを求めて「こうやってみよう」と実践する中で、ポジティブで力強く生きる人になっていくと思います。
この研究所は、家政学(家庭科を理論的に支える学問の1つ)や家庭科教育を通して、皆がよりよく生きようとすることを少しでも支えたいと願って設立されました。どんな授業をしたらよいのだろうか、どんな教材があったら子供たちにより理解してもらえるだろうか、等々、一緒になって考え実践している人々の集まりです。
また本研究所のスタッフは、小、中、高等学校、大学等で家庭科教育にかかわってきた先生方、あるいは現在、教育現場で子供たちと家庭科や家庭科関連教科と取り組んでいる先生方です。皆共通して、自分たちのためだけでなくできれば社会のために少しでもお役に立ちたいと願っております。
子供たちのことで、あるいは先生方ご自身のことで、なにか迷ったりしたら気楽にお声をかけてください。子供たちやみんなの未来のために、ご一緒に考えていきませんか。
植草学園大学名誉教授
博士(栄養学)
家庭生活アドバイザー
佐藤文子
研究主任紹介
Research readers
内野 紀子 Noriko Uchino

制限のある生活を強いられていた時期もようやく過ぎました。その間、(年齢を重ねていても)家庭生活に関する学習の必要性を痛く感じました。
家庭生活を営んでいくには年齢、性別にかかわりありません。学習において、生活の基本を学び、生かせること、工夫できること、楽しさなどを味わえる。これは、自分なりに生活を創っていくことになります。
時代とともに家庭生活が変化している中、生活に役立つ学習活動の在り方、有効な教材教具、生活のデジタル化への対応など、家庭科学習の課題は山積しています。話し合いや情報交換が明日の授業へつながります。ご一緒に活動しましょう。
庄司 佳子 Yoshiko Shouji

「ボタン付け」の学習を終えた子供が「自分や家族の服についているボタンを見たら、みんな教科書と同じように縫ってあった。冬のコートのボタンは、糸も太くてぬい終わった後のぐるぐる巻きがいっぱいあったけど、シャツは少ないし糸も細かった。ぐるぐる巻きをする意味を発見した。」とノートに記述していました。
家庭科を学ぶことで、毎日の何気ない生活の中から、「新しい発見をし、その発見を次の生活に活かしていける」そんな力を子供たちに育てたいものです。
研究員紹介
Researchrs
高山 さやか Sayaka Takayama

本研究所の研究会は、原則月1回開催しております。毎回充実した時間となり、研究会に参加する度に、授業づくりのエッセンスをいただいております。皆様がよりよい授業をできるよう、ひとつでも多くの教材を紹介していきたいと思います。
笠井 千尋 Chihiro Kasai
現在、教員現場を離れ、上海で生活をしています。異文化に触れることで、日本の良さを感じたり、日本の当たり前 に疑問を感じたりしています。この経験が現場で活きるようにこの研究会で勉強させていただいています。

実践例
Practical Examples
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特別支援学級でのみそ汁作り
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社会教育施設でのみそ汁作り

サツマイモを茹でる様子を観察
(加熱をすると柔らかくなるという知識の習得)
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特別な支援を必要とする子供のための家庭科テキスト例
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